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医療法人 三仁会
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 膝・肩関節外科

当院では様々な肩の病気の診療を行っています
肩の痛みは関節の痛みとしては腰痛、ひざ痛に次いで頻度が高いといわれています。その肩の痛みを生じさせる疾患も年代により異なり、20歳代までは投球障害肩に代表されるスポーツ障害などが主となり、40−50歳代では五十肩、そしてさらに年齢が進み60歳代になると腱板断裂が中心となります。
当院ではこれらの肩関節疾患を有するスポーツ選手や高齢者など多岐に渡る患者に対して日常生活動作の改善やスポーツ復帰のための運動療法や薬物療法、手術を行っています。
 
以下に代表的な肩関節疾患について説明します。
 
腱板断裂 肩関節周囲炎いわゆる五十肩 肩関節脱臼 投球障害肩 
 
腱板断裂とは…?
   
■病態  
腱板断裂とは肩甲骨と腕の骨をつないでいる筋肉である腱板が切れてしまうことを言います。腱板断裂は、高齢者では約3人に1人は起きているとされています。
■症状
肩から腕にかけての痛み、可動域制限、筋力低下により肩に力が入りにくくなります。痛みのために自分で肩を上げることができないが、反対の手で手伝うと肩を上げることができます。
切れた腱板が自然につながることはありません。肩から腕にかけて痛みを感じるようなら整形外科を受診することをお勧めします
   
■画像所見
レントゲン写真のみでは診断をすることは難しいですが、腕の骨が上がってる時は腱板断裂を疑います。またMRI検査を実施することで70-90%程度が診断可能です。
   
   非断裂例  腱板断裂例
 レントゲン写真
 MRI画像
   
■受傷機転
転倒して手や肘をついたり、物を持ち上げようとしたり、外傷をきっかけとして発症する場合がありますが、ケガの覚えがなくても発症することがあります。
   
■腱板断裂の治療法を紹介します
腱板が切れていても、運動や薬物療法により症状が軽快することが多くあります。薬物療法では飲み薬や貼り薬を使用し、痛みが強い場合は関節注射をすることがあります。

運動療法では、筋肉をほぐしたり断裂していないほかの腱板や肩の周りの筋肉を鍛えることで痛みの軽減と可動域の回復を目指します。ただし、運動の仕方によっては、断裂が進行することがあるので、医師や理学療法士の指導に従って行うようにしてください。
 
運動療法例                
これらの方法で症状を軽減できない場合は手術が検討されます。特に肩を多く使う仕事やスポーツをする方は手術の対象となることが多いです。
手術は腱板修復術が広く行われており、腕の骨にアンカーを打ち込み切れた腱板に糸をかけて縫合することで腱板をくっつけます。その他上方関節包再建術や人工関節置換術などが行われます。
腱板修復術模式図
@ A
   
   
■腱板修復術に関するQ&A
 リハビリ・入院期間はどのくらいですか
 切れた腱板の大きさにより4〜6週間の入院です。しかし、リハビリに頻回に通えるなど
 条件が整えば医師との相談の上、短期間で退院可能となることもあります。
 仕事復帰はどのくらいですか
 4〜6ヶ月程度ですが、仕事の種類や断裂の大きさにより期間は異なります。
 入院中のリハビリはどういうことをやりますか
 体調が良ければ手術翌日からリハビリを始め、関節が固まらないように肩のストレッチを
 します。
 注意することはありますか
最も注意することは修復した腱板の再断裂です。
手術直後は腕を持ち上げるだけで腱板が再断裂してしまうため自分で腕を動かせません。また退院後も重いものを持つことができず、術後3ヶ月の時点で2-3kg程度の物しか持ち上げることができません。
    手術後の装具 
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肩関節周囲炎 いわゆる五十肩、四十肩とは…?
   
■病態
40-50歳代で最も多く発症し、多くの場合は明らかな原因がなく炎症による症状が出始めます。
   
■症状
肩の痛みと動かしにくさが主な症状ですが、時期により特徴があります。
 
  症期では、痛みが強いものの無理をすれば肩を動かすことができます。動かす時だけでなく、何もしていないとき、就寝中にも痛みがあります。
拘縮期では、痛みは軽減してきますが肩が徐々に動かしにくくなります。髪を結ぶ動作やベルトを通す動作など様々な運動が制限されていきます。また無理に動かそうとすると痛みが出ます。
緩解期では、痛みは徐々に解消していき肩は次第に動かしやすくなります。通常1-2年で自然に治るか、日常生活に支障をきたさなくなりますが、放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、肩関節が動かなくなることもあるため、仕事や生活に支障がある場合は受診することをお勧めします。また、別の病気で症状が長期化している場合もあるので、正しい診断を受けることも大切です。
   
■画像所見
レントゲン写真では異常所見を認めることはほとんどありません。
   
■肩関節周囲炎の治療法を紹介します
  症状の経過によって治療法が異なります。
炎症期では飲み薬や貼り薬を使った薬物治療により疼痛の緩和をします。また痛みが強い場合には関節注射をすることがあります。リハビリテーションでは運動療法として筋肉をほぐすことや痛みを増強させないための日常生活に対するアドバイスを行います。
拘縮期は硬くなった関節をほぐすために肩の運動やストレッチ、そして肩甲骨や背骨など肩の周囲の運動を行い、可動域を広げていきます。
緩解期では低下した肩の筋力や可動域を取り戻すために積極的に運動を行います。
薬物療法では拘縮期と緩解期に、患部にヒアルロン酸の注射を行ったり、関節内に薬液を注射し固まった関節を膨らませたりして、可動域の回復を目指します。さらに麻酔薬で麻痺させた状態で、医師が直接硬くなった関節包をはがすエコーガイド神経ブロック下徒手授動術が検討されることがあります。またこれらの治療を行っても日常生活への支障が大きい場合や、リスクがある場合などはほかの手術が検討されます。
 肩関節周囲炎による
肩の可動域制限
  手術では関節鏡で患部を直接見ながら、肩の硬さの原因となっている関節包を切開する関節鏡視下関節包切離術を行います。
   
■肩関節周囲炎に関するQ&A
   
 手術をした場合の入院期間はどのくらいですか
 手術後は基本的には4週間程度の入院になります。
 入院中のリハビリはどういうことをやりますか
 体調が良ければ手術翌日からリハビリを開始します。肩を積極的に動かさないと再び硬く
 なってしまう原因となるので十分な運動療法を行います。
 注意することはありますか
運動量を適切に調節しないと痛みが増強したり、肩が再び硬くなることがあるので医師や理学療法士の指導に従って十分に運動を行うようにしてください。
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反復性肩関節脱臼とは?
   
関節がはずれることを「脱臼」といいます。肩関節脱臼は例えばラグビーや柔道などの激しい接触で起こりますが、その脱臼が2回3回と繰り返すものを反復性肩関節脱臼といいます。
 肩関節は人間の体の中で最も可動範囲の大きな関節ですが、その反面最も不安定な関節とも言えるため脱臼を起こしやすい関節です。
   
■治療法
一度脱臼してしまうと肩関節の骨(上腕骨と肩甲骨)をつないでいる関節包と靭帯が破れてしまいます。破れた関節包と靭帯は放置しておいても元に戻りませんので、2回3回と繰り返し脱臼してしまうようならば手術を行う必要があります。
   
■手術法
当院では主に鏡視下で行う手術を行っています。
 
 鏡視下バンカート法
 破れてしまった関節包と靭帯を縫い合わせる方法です。糸のついたアンカーを肩甲骨に
 打ち込んで縫い合わせます。
 
鏡視下バンカート&ブリストー法
 ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツは衝撃が強い為、バンカート法の
 みでは強度が足りないこともあるため、より強度の高いブリストー法という方法を加えます。
 ブリストー法は肩関節のすぐ内側にある烏口突起というところを肩甲骨の受け皿に移植して
 さらに外れにくくします。
   
■入院期間
およそ3〜7日となります。
   
■手術後の復帰、リハビリについて
手術後リハビリは翌日から始まります。リハビリ開始直後は手術をした肩関節の保護を優先しますので、肘や手などの肩以外のリハビリから開始します。手術後およそ2週間後から肩関節の可動域訓練から開始していき、術後3〜6か月程度で復帰となります。
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